世界で初めて国家が発行する仮想通貨「ペトロ(Petro)」が発表されました。
ベネゼエラと言う国は不安定な経済状況に悩まされています。 2014年の石油暴落から続く輸入の停滞、失政が原因で2000%を超えるインフレ率を記録。 外貨不足と通貨の購買力の低下により圧倒的な紙幣不足に陥っています。
さらに同国のマドゥロ大統領が独裁を強めているため、アメリカからの経済制裁も状況をより悪化させ国民が食べ物を変えず餓死する人も生まれている状況です。 そんな状況を打開すべくマドゥロ大統領は国会も通すことなく、法整備もままならないまま仮想通貨の発行を独断で決めています。
仮想通貨「ペトロ」
ベネゼエラには豊富な埋蔵資源の石油があり、これを発行する仮想通貨の価値を裏付けるものとして利用しています。 石油1バレル(1月の取引平均額は約60ドル)が1ペトロ すでに約7億3500万ドルを調達済みだと大統領は2月21日に発表しています。
専門家の話によると国債を仮想通貨で発行しているだけでは?との見方が強くアメリカの経済制裁(ベネゼエラの国債や石油会社の社債の取引禁止)の悪影響を回避するだけの一時しのぎにしかならないと言われています。
独裁政権を強めているベネゼエラの現状も、安定しない国内インフラで運用される仮想通貨のセキュリティ問題もあります。
国家にとって仮想通貨は本来、状況を判断しつつ規制をするべきものですがベネゼエラでは国家の失策を補うために発行されました。 国という最大の中央集権で運営される仮想通貨はどのような道をたどるのでしょうか。 発行までの経緯はネガティブなものですがこの国家による仮想通貨の発行は新しい時代の幕開けと言って良いでしょう。 北欧の国家でも仮想通貨の発行が検討されており注目が集まるところです。
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